登場人物紹介
	フィリーちゃん本編へ 入り口へ

	フィリーちゃん ■ 声：川上とも子
	本編の主人公。1995年、カナダ生まれの12歳。となると時代設定は2007年ということになってしまい、そのわりには本編の技術水準は90年代末っぽいのだが、そこらへん、あまり深く考えないこと。勝ち気な自作DOS/Vユーザー。神戸市在住。

	わかばちゃん ■ 声：小桜エツ子
	初心者天使。初心者のための天使なのか、天使として初心者なのかは論の分かれるところ。100MBを超すSDKのヘルプファイルから生まれてきたが、バージョンが古いため最新技術には疎い。わかばちゃんの登場でフィリーちゃんのボケの地位は永遠に奪われた感がある。

	わかばちゃんへのショートカット ■ 声：小桜エツ子
	わかばちゃんを右ボタンでドラッグすることで無制限に生まれる。単なるリンクファイルなのだが、食べることだけは一人前。

	おにいさん ■ 声：関 俊彦
	フィリーちゃんをDOS/Vの世界に引きずり込んだ張本人。しかし今では「呼べばすぐ来る」フィリーちゃんの最も手近なサポートして酷使される日々。こういうのをミイラ取りがミイラとは…言わないか。大学生。第1話の勇者様は彼の仮の姿。

	おじいさん ■ 声：槐 柳二
	フィリーちゃんが郷里のトロントに帰った際、チャイナタウンで出会った華僑の老人。フィリーちゃんを気に入り、珍獣ねこくらげを譲る。老師の特別電話相談窓口という謎のサポートも担当している。

	TVショッピングのおじさん ■ 声：玄田哲章
	高度なテクノロジーを無駄に使い倒した新商品をリリースする、謎多きメーカーのセールスマン。得意技は強引なトーク。しかし申し込みの電話番号がフリーダイヤルであるあたり、良心を感じさせる企業ではある。

	獣医の先生 ■ 声：清川元夢
	かかりつけのお医者さん。しかしねこくらげに関する臨床例が全くないので困っている。ウイルスには詳しい。

	ねこくらげ ■ 声：林原めぐみ
	腔腸動物門ハチクラゲ綱に属する海生プランクトン。しかし中国四千年の幻の秘術により、じゅうぶんな水を与えれば陸上でも生活できる。表計算機能付き。おっとり型、マイペース。腔腸内部にあるディップスイッチは、初心者には操作しにくい。

	脳波入力コンピュータ ■ 声：市原悦子
	ユーザーの思考をリモートで読みとって動作する画期的なマシン。しかしアーキテクチャに民俗的要素がまじっており、期待どおりに動いてくれることは少ない。また操作者の空腹時には、思いうかべた食べ物の名前ばかり連続表示してスタックしてしまう不具合も報告されている。

	フィリーちゃんのおばあさんに最も近いと思われるもの ■ 声：合成音声
	ご多分にもれず、フィリーちゃんのおばあさんとは、ファイルサイズ以外に類似点はまったくない。キュビズムにちょっとロシア表現主義が入っている。